問いの吟味 その1
今回、ロングインタビューのブログを書かせていただくことになりました。
以後、お見知りおきの程、どうぞよろしくお願い致します。
構成案など考えずに自由に思いついたまま書こうかと思います。
前後の脈絡など無茶苦茶になるやも知れませんが、どうかお許しを。
さて、
「ロングインタビューって何?」というテーマで書き始めるのは、普通すぎてあまり面白くないなぁと考えました。
そこで、ロングインタビューによく登場する個別テーマの話をいきなり始める事にします。
(いきなりかよの、突っ込み!。ご勘弁を)
インタビューの場面だとしましょう。
「好きな食べ物は何ですか?」
「はい。生姜焼きです」
人は、好きな食べ物は何かと聞かれると、どういうわけか、
食べ物の事を考え、自分の好きな食べ物(生姜焼き)を答えます。
「そんなの当然でしょ」と、誰でも思いますね。
一方、
「好きな食べ物はなんですか?」
「はい。鹿島アントラーズです」。
は、少し変だなと人は感じるようです。
少しじゃなくて相当変なのかもしれませんが、まぁ、とにかく違和感があるわけです。
つまり、
人は質問を受けると、どうやらその質問の主旨に添って考え始める性質を持っているようなのです。
そして、質問者の問い掛けの意図に十分応えたと自分が判断した時点で、何らかの答を返すようです。
その際、質問者の文脈を踏み外した返答をすると、「それは、おかしいでしょ」と指摘されてしまいます。
とするとですよ。
人が何かを考える前には、問いが立っていることになりますね。
人は、問いに答えるように考え始める。
もちろんそうじゃないケースもあると思いますが、
ここでは、問いと思考の関係を追いかけることにしますね。
今始まったことではありませんが、
世間では考える事の重要性が声高に叫ばれています。
子育て真っ最中の親御さんに「どんな人に育っていってほしいですか」と尋ねると、
「自分で考えられる人になって欲しいと思っています」と、多くの親御さんはそうお答えになる。
ビジネスシーンに於いても事情は全く変わりません。
日々、考える事の重要性がありとあらゆる方向からもの凄い勢いで指摘されています。
とにかく、
考えろ!。考えろ!。もっとよく考えろ。
でも、人は問い掛けに応答するように思考をスタートする性質を持つようでした。
とするとですよ。(2回目)
考える前に
その問いは、正当な問いなのか。
その問いは、意味を持つ問いなのか。
などと、問いの吟味を先にする必要があるのではありませんか。
と、こんなことが、ロングインタビューでよく話題になっとります。
次回へ