仮想通貨は戦国時代へ
前回取り上げたビットコインの勢いが止まりません。
5月19日に金の最高値(1トロイオンス1920.8ドル)を突破後、6月11日には一時3000ドルを突破しました。
新たな決済通貨の期待からというより、世界の投機マネーの流入による上昇といったところです。
仮想通貨で最大のビットコインは年初来から3倍、2位のイーサリムは30倍強に膨らんでおります。
現在は特徴を競って戦国時代に入ってると言えるかも知れません。
ビットコインは仮想通貨の代名詞となっておりますが、世界中で取引されるのは、なんと700以上の仮想通貨があります。
5月末時点の時価総額順で見てみると、
1位.ビットコイン390億ドル
2位.イーサリアム165億ドル
3位.リップル113億ドル
4位.ネム19億ドル
5位.イーサリアム(クラシック)15億ドル
6位.ライトコイン14億ドル
7位.ダッシュ10億ドル
8位.バイトコイン6億ドル
今のところ、ビットコインがダントツ、以下のコインはビットコイン以外の通貨という意味で「アルトコイン」と呼ばれております。どの仮想通貨が覇権をとるのかしばらく注目が続くところです。
ただし、価格の乱高下がある感は否めず、ビットコインは1日で2割下落することもあります。決済手段として普及するには安定感が欲しいところです。
海外には、仮想通貨に投資するファンドが登場しております。市場期待からのファンド登場ですが、(株式とは異なり)投資尺度がないために、どこまで成長していくのか読めず、爆発的に成長するかも知れませんし、もしかしたら成長は難しいかも知れません。