新井兄弟って何者?【第三話】〜初めてお互いを知る〜

初めて兄弟の距離が近づき、空気が変わった質問とは・・・。
ジルさんからの、「ラグビーの戦術について、どんな事を考えているの?」という質問でした。

私が描いている戦い方(内容はマニアックなので省略)を話すと、兄が考えている戦い方とほぼ一緒だったことにビックリ。

なぜビックリするのか・・・。

ラグビーは安全面の強化やボールの争奪をより視えやすくするためなど、ルール改正が頻繁に行われます。このためラグビーの戦術は年々変化し、戦術は百人百様です。

私たちは同じ日にラグビーは始めたものの、ラグビー歴(高校はライバル校でラグビーのカラー)も違うので普通なら違ってくるもの。

また、私たちは、小さい時から両親や周囲からお互いに比べられ評価されて生きて来たため、無意識にお互いをライバルと思っていました。
それゆえお互いがプレーをしている姿を見たことはありませんし、ラグビーの会話をした記憶もありません。

なのになぜ同じなのか!?と思ったけれど、なぜか嬉しかったのを覚えています。

兄の話を聞くと、個人のプレースタイルも違うことがわかりました。
(足が遅いのは同じだったけど。笑)
そして、お互いに持っていないスタイルを持っていることに気付き、嬉しかったです。

簡単に言うと、私が縦の動き。兄が横の動き。を得意としている事を知り、この瞬間、お互いが「同じクラブチームで一緒に試合出てみたいね!」と話したのです。

戦術(ターゲット)の考えが同じで、スタイルが違いながらもお互いの長所を知っていると言うことは相互信頼、相互支援が成り立ちやすいからです。

個の自由が活かし合えると思ったらワクワクしてきました。

(この2年後、この思いは実現!!詳細は後日)

「将来、やりたいことあるの?」

私の返答は「ラグビーと育ててもらった地元に恩返しがしたい」でした。

ロクでもなかった私は、中学一年の担任の先生(生涯の恩師)に誘われてラグビーを始めました。
そして多くの方に助けていただき、高校、大学、企業でもラグビーをやらせて貰えました。
ラグビー、中学、高校の恩師に出会っていなかったら・・・、と思うと正直怖いです。

ラグビーと多くの方のお陰で今がある。だから感謝を形に変えて恩返しがしたい。と、社会人に入ってから私は考えるようになっていました。

これについても、兄も同じことを思っていました。
私たち兄弟はラグビーによって人間形成をさせて貰い、「ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために」を学ばせて貰ったのです。

それぞれの色が光を放ちながら、相互が助け合うこのメソッドは世の中のためになるはず。と考え育ててくれたラグビーと、地元の熊谷、埼玉に感謝をしたかったのです。

でも、この時はまだタグラグビーに出会っておらず、ただ2人とも何かを探している最中でした。

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