新たなる通貨、ビットコイン
インターネット上でやり取りされる電子マネーの一種である仮想通貨が最近流行っております。
世界で700〜1000種類以上あるとされ、その代表格が今回取り上げます「ビットコイン」です。
度々、ニュースになることはありますが、今回は実物資産である「金」の最高値を超えたことで注目されております。
ビットコイン誕生から8年。1ビットコイン2000ドルの大台に乗りました。
6年で1000倍に上昇しております。
個人投資家では、取引で億万長者になった「億り人(おくりびと)」は続出してるようです。
これまでは取引の9割を中国勢が握っておりましたが、検査の乗り出しにて売買高は大きく目減りし、現在は2割ほど。
目下のところ日本が急騰撃を演出しております。ビットコインが日本で枯渇してるのが理由ですが、投機的な感じがしてしまいます。
使える場所がどんどん増えており、ずいぶん身近になってきました。
訪日外国人が使うことが多く、レストラン、家電量販店、コンビニ、公共料金まで広がって(広がろうとして)おります。
国内だと2017年中に30万店舗まで増える見通しです。
金融庁は4月から仮想通貨の取引所を登録制にするなどの規制を始めました。
ネット証券などが相次いで参入する見通しです。
ただし、半年間は登録しなくても取引業務ができ、この間にお金を集めるだけ集め自主廃業する悪質な業者も出てくるかも、と懸念されております。
7月にはコイン購入時に消費税がかからなくなる為、実需がさらに広がり、さらなる値上がりの期待も強まってくるかも知れません。
金、銀、プラチナなどには実物の価値が、ドルや円などの通貨には政府の信用という裏付けがあるのに対し、仮想通貨にはこれらがないのは要注意です。