現状把握がすべのスタート!
さて、事業承継の必要性に気づいたら、まず最初にすることは、経営状況・経営課題・経営資源等を見える化し、正確に把握することです。
経営状況や経営課題の把握とは、自社を俯瞰的に見るためにも、業種団体や中小企業支援団体等が主催する勉強会等に参加し情報収集すること。
経営資源の把握とは、BSに載ってこない知的資産等の正確な評価も必要になります。
次に、事業承継を行うに当たっての課題も見える化が必要です。
後継者候補の有無、いない場合は社内外に適切な人材(法人)を探すことが必要になってきます。
また、後継者候補に関して、親族内株主や取引先から異論が出た場合の対応策を検討しておく、そして、親族内承継の場合は相続が絡んできますので、相続財産の特定と相続税の試算、他の相続人との円満な分割方法、納税方法等検討が必要です。