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中国の挑戦~人民元は基軸通貨になり得るのか~

人民元
世界の基軸通貨、米ドル。
現在のドル1強に中国が挑戦しております。
中国は人民元の国際化を目指し、基軸通貨交代を目論んでおります。

通貨、金融、経済、言語、軍事などドルの力を余すことなく使う米国ですが、今後も強いドルを保つことは簡単ではないでしょう。
11月の大統領選を控え、保護主義や内向き姿勢が米国を覆いつつあり、こういった強まる内向き姿勢が「ドル1強」の死角となるかも知れません。

米国の内向きな姿勢に対し、中国は世界に向かっております。
IMF(国際通貨基金)は元をSDR(IMFの特別引き出し権)の構成通貨に加えると発表し、
人民元が世界的な信用を得る大きな一歩と言われております。

これまでのIMFのSDRの構成通貨と比率は、
ドル(41.9%)
ユーロ(37.4%)
ポンド(11.3%)
円(9.4%)の割合でしたが、

10月から、
ドル(41.73%)
ユーロ(30.93%)
人民元(10.92%)
円(8.33%)
ポンド(8.09%)となります。

これまではアジアにおいて、円が中心でしたが、10月からは人民元のシェアが高まり、
アジアでの中国の発言力はますます増して行きそうです。

 
2030年頃、中国は米国を抜き、世界最大の経済大国になるとされております。
それが、人民元があらゆる国際取引に使われる基軸通貨になるわけではありません。

すでに中国は貿易量で米国を上回るが、決済の8割はドル建てとなっており、世界の外貨準備の6割超もドルが占める。
総合的にみてドルに代わる基軸通貨はないのが現状です。

ドル1強はこの先も盤石の体制なのでしょうか。

環太平洋経済連携協定(TPP)が頓挫すれば、アジアは中国を軸とした貿易体制になるとも言われております。
米国は基軸通貨を失うとは夢にも思ってないでしょうが、中国の野望がどうなるか、
今後も目を離せない状況が続いていくでしょう。

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