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雨が大嫌いな部長の話 その4

雨が大嫌いな部長は、自分の持っている「A案」、
すなわち、雨の日に(ほぼ自動的に)周囲に不快感を撒き散らす事が、
周囲にあまりよい影響を及ぼしていない事に、ハッキリ気が付かれたようです。
元々とても賢い方ですから、薄々はお分かりになっていたと思いますが、
ではどうしたらいいのか、最初の一歩に迷っておられたようでした。

少しお節介かなぁとは思ったのですが、
牛タン定食の上をご馳走してもらえる可能性がかなり高いと思ったものですから(笑)、
こんなお話を持ち掛けたという訳です。
部長、どうもご馳走様でした。
牛タンは勿論、極上でしたが、部長の少し悔しそうな顔を拝見しながらの大好物。
とても美味しくいただきました(笑)。

外界から何らかの刺激を受けたとき、人が、

最初に思う事。 
最初に感じる事。 
最初に反応する事。

それをロングインタビューでは「A案」と呼んでいます。
(説明の中では、最初に立つ「フラグ」という呼び方をすることもあります)。

考える人

雨の日、もしくは雨の予感がする時、
【雨が大嫌いな部長】の中で沸き起こる最初の反応は「不愉快」でした。
部長は「雨」という刺激に対して「不愉快である」という「A案」を持っているわけです。

この「A案」。これは認知療法、認知行動療法で「自動思考」と呼ばれるものと
ほぼ同じものです。

人は、誰でも外界の刺激に対してある一定の反応を(ほぼ自動的に)返しています。
繰り返しますが、誰もが「A案」を持っているわけです。

そして、この「A案」。
その中には人生を強力に前へドライブしているものもあれば、ブレーキを踏んでいるものもあります。
もっと強烈に、バックギアに入っているような「A案」もあるかもしれません。

でも、この「A案」。
それは、自分の中にほぼ自動的に立ち上がってくるフラグですから、
自分ではなかなか気が付かつきにくい。

なくて七癖とはよく言ったものだと思いますが、
自分が持っている思考や感覚の「癖」に気が付くのは、結構難しいことだと思います。

何故、難しいかと言えば、それが当たり前感に支えられているからです。
雨の嫌いな部長にとって、雨が不愉快なのは当たり前の事なのです。
当然すぎるくらい当然の事なのです。
人は、自分が当たり前だと感じる事・考える事に対して実に無防備で、
なぜ、自分がそう感じるのか、何故、そう考えるのかに関して、
あまり考えようとはしません。

何故でしょうか。
本人にとって、それは自然なことで、当然な事で、当たり前の事だからです。

人は、自分が当たり前だと思っている事に対しては、ほぼ思考停止します。
当たり前は当たり前。

ロングインタビューは、この思考停止に対して「問い」を発します。
しかも、ロングインタビューです(笑)。

今日は、この辺で

※ロングインタビューのブログはフィクションです。実在する人物・団体等とは一切関係がありません。

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