雨が大嫌いな部長の話 その2

お蕎麦を食べた後、
珈琲を飲みながら話の続きをすることになりました。

蕎麦

部長:さっきの話だけど、要するに何が言いたい。単刀直入にモノ申せ。
私:はい。では単刀直入に申し上げます。
   雨の日、部長の不機嫌さが部署内によくない雰囲気を広げていて、
   それが士気の低下、営業成績の伸び悩みに繋がっているような気がしています。
部長:それで。
私:怒らないで聞いてくださいよ。
部長:誰も怒ってないよ。話を続けてくれ。
私:雨の日の「悪影響」に関しては、部長自身がお認めになっているという前提でお話します。
部長:いいから。早く先を話せ。
私:怒らないでださいよ。
部長:だから、怒ってないって。話を続けろ。
私:はい。
   雨に対して部長の中に最初に浮かぶ感情なり感覚があるとします。
   部長の場合は「不快」の感覚でしょうか。で、それを「A案」と名付けておきます。
   雨が降ると部長の中にはこの「A案」というフラグが立つわけです。
部長:俺の中に最初に発生する感覚を「A案」とするわけだな。
私:はい。そうです。
   で、まずこの「A案」というフラグを意識してください。
   雨が降ると、部長の中には随意反射的にこの「A案」という感情が沸き起こると。
部長:それで。
私:で、この「A案」以外の反応を、B案、C案、D案、E案…としてお考えになりませんか
   というのが提案のその1です。

部長:(しばらく間があって) で、その2は?
私:はい。そして状況に合わせてB案、C案、D案、E案…の中から、A案以外の他の案を採用して
   行動してみては如何かというのが、二番目の提案です。

部長:何だかごちゃごちゃしとるのぉ。
私::申し訳ありません。提案の全体像、ご理解いただけたでしょうか。
部長:大体分かった。面白ぇじゃねえか。こういう心理学的な提案は面白い。
   実は、俺は、学生時代、心理学の授業は好きだったんだ。
私:へぇ。部長が心理学を。何か意外な感じがしますが。
部長:意外で悪かったね。
   で、そのA案以外の案とやらは何があるんだ。何かもう考えてあるんだろ。
私:はい。
部長:話せ。

私:「雨の日は、朝からニコニコする」。これは無理ですよね。
部長:無理に決まってんだろ。
私:撤回します。
   ではB案で雨の日は「おはよう」と自分の方から部下に挨拶するっていうのはどうですか。
部長:なんだ、そんな事か。
私:はい。それだけの事です。これなら、おやり頂けますか。
部長:お安い御用もいい所だ。で、その前に聞いておくが、俺が君の提案に乗るとどんないいことがあるというのだ?

私:はい。まず、部署の士気が俄然上がります。部長への相談が増えます。
   コミュニケーションが活発になります。当然、仕事もノリます。と、良い事だらけです。
部長:本当か? 本当にそうなるってか。
私:はい。
部長:じゃ、掛けよう。何がいい?
私:僕の好きな「牛タン定食の上」でいかがでしょうか。
部長:よし。男に二言はないぞ。
私:勿論です。

さて、この勝負どうなりますか。
続きは、次回に。

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