驚きの低金利時代 繰上返済は本当に得か?

前回、フラット35が最安値になったというお話を致しました。(前回の記事はこちら
現在は銀行の住宅ローンでもかなり安い長期間固定が出て来ましたね。
先日色々な銀行のHPを見ましたが、三井住友信託銀行は、30年固定で0.75%になっていました。

これには驚きました。
この金利であれば銀行は、借換で他行に持っていかれるリスクは無くなりますが、利益はほとんど出ないでしょう。
借り手にとってはありがたい条件ですね。

しかし、これだけ長期間固定の低金利で借入できると、繰上返済って効果はあるんでしょうか?

よく、繰上返済は早ければ早い程お得と言われていますが、ここまでの低金利になると必ずしもそうとは言い切れなくなってきました。

今日のポイントは「お金の運用」です。

運用

住宅ローン金利を上回る金利でお金の運用ができれば、繰上返済で軽減できる利息額よりも運用による利息額の方が上回りますので、繰上返済を行うよりもお金の面ではお得になります。

お金の運用には、金融商品の選定や解約時期によって元本割れリスクなどもありますが、現金化して手元資金にする事ができます。
繰上返済では、一度返済した金額は取消しできないので手元に戻す事はできません。

この点もメリットですね。

ですので、現在の低金利で住宅ローンを借りた方は、繰上返済ばかりを視野に入れて貯金をするのではなく、「お金の運用」という選択肢も検討してみてはいかがでしょうか?

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