FRB、イエレン議長の今後と資産縮小へ?

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アメリカ連邦準備理事会(FRB)がリーマンショック後に積み上がった資産をいよいよ削減に動き出しそうです。市場では、9月に決定、10月に削減スタートの声がもっぱらの噂です。

量的緩和によって、4兆ドルをこえるまで保有資産は膨らんで参りました。

出口戦略である資産縮小には積極的でも、今後の利上げには慎重の様子です。FRBは政策金利を中長期的に3%に設定しておりますが、この上限はもう少し下回るかも知れません。

議長のイエレンさんは、FRB史上初の女性議長ですが、このまま行けば2018年2月に任期を終え、再任となるかは現時点では分かりません。トランプ大統領も今のところ、再任並びに後任の件は明言をしていない状況です。
これまでFRBの議長は長期間に渡ることが多く、1期4年で退任することになれば異例とも言えます。

14代の議長でしたバーナンキさんは、2006年2月〜2014年1月と2期8年、
13代の議長でしたグリーンスパンさんは1987年〜2006年1月と5期20年でした。

7月12議会で、イエレン議長は、最後の議会証言か?との問いに、「そうかもしれない」と回答しております。

このような流れを受けて、イエレン議長退任後の議長に関して、様々な憶測が飛び交うようにもなっております。

イエレン議長が再任され現状の金融政策が遂行されていくのか、それとも後任により現状の金融政策が遂行、金融緩和が遂行されていくのかによって、アメリカ経済の株式、為替にも大きな影響を及ぼします。

影響はヨーロッパ、アジア、日本にもありますので、どちらの方向性にいくか注目していきたいと思います。

個人的には、イエレン議長が再任され、アメリカ経済の舵取りを上手にされていくものと思います。

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