トランプ氏の初めての記者会見

アメリカ次期大統領トランプ氏、当選後初めての記者会見を行いました。

様々な分野においてコメントしておりますが、ここでは2つに絞っていきたいと思います。

【雇用】
トランプ氏は、歴史上最大の雇用を産み出すことを目的に、様々な考えを話しました。
これまでツイッターを通じてメディアへの攻撃並びに各企業への牽制をしてきております。
その結果、アマゾンが米での雇用10万人、フィアット・クライスラーが大規模な工場を米国内に建設、フォードもメキシコの10億ドル規模の工場建設を取りやめ、ミシガンで既存工場を大幅に拡大、日本のトヨタ、ソフトバンクなどもアメリカでの投資・雇用を拡大していく流れとなりました。今後、多くの企業が同様の対応をすると思われます。
グローバリズムの流れにのり、多くのアメリカの企業が世界進出を進めております。
その結果、国内の雇用減に繋がっているというのが主張の一つです。

トランプ氏の政策により、今後は多くの企業が米国に戻ってくることが予想されます。製造業だけでなく、製薬、航空機、ITなどあらゆる業種が対象となりそうです。 
 

【人事・貿易赤字】
 人事・貿易赤字にも触れました。今回の閣僚は政治経験者というより、その道のプロフェッショナルを人選している印象です。
例えば、国務長官(候補)のレックス・ティラーソン氏、エクソンモービルの前最高経営責任者です。
周りから「彼のような人間はビジネス界どこを探してもいない」との称賛を聞いており、 「貿易交渉にては毎年毎年何千億ドルも損ばかりしている。中国との貿易で年間数千億ドルもの損失(約50%)を出し、日本やメキシコなどとの間に貿易不均衡がある。だから(政府にはビジネス界の)成功者が必要」とコメントしております。

このような政策が株・為替にどのような影響を及ぼしていくのか、注視していきたいです。

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