多様化する個人年金保険

生命保険商品研究、今回は個人年金商品のお話です。

現在、日銀のマイナス金利政策もあり、かつてないほどの低金利となっております。生命保険会社にも大きく影響が出ており、特に貯蓄性商品については売り止めが相次いでいる状況です。

そんな中、日本生命から新たな考え方の個人年金「グランエイジ」が発売されました。
「長寿生存保険」という謳い文句の通り長生きした場合の生活費を確保しようというもので、基本は終身年金ですので長生きするほど多く年金を受け取れます。
しかし、長生きしないと元を取れないということにもなりますので注意が必要です。

又、個人年金商品は通常は保険料払込期間中に死亡した場合には保険料払込相当額が戻りますが、この商品は年金額を確保するために解約返戻金・死亡返戻金が抑えられているため元本割れすることがあります。
この点をよく理解して検討することが必要です。

又、これに似た考え方で住友生命からは「たのしみワンダフル」という個人年金も出ています。

通常死亡保障には死亡の場合と高度障害の場合の保障が含まれていますが、この商品は死亡保障のみで高度障害保険金は出ない仕組みになっています。

この低金利の状況で各社、返戻率の高い貯蓄性商品を開発しようと色々な工夫をしています。

そして選ぶ方としては少しでも割合の良い商品をと検討するわけですが、単に返戻率の高さだけではなく仕組みの違いを良く理解し色々なパターンで受け取ることを想定してみることが必要です。

長生き

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