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基軸通貨~ポンドからドルへ〜前編

中国の野望として、元が世界的な通貨になれるかどうか挑戦してることを前回で触れていきました。
今回は、過去に一度だけ、期日通貨の交代が起きたケースを見ていきましょう。英ポンドから米ドルへの転換です。

ポンド

英国は、産業革命を達成し頭角を表してきました。
19世紀前半に工業生産力の拡大を通じて、オランダを抜いて世界第一位の経済力を持ちました。
ヨーロッパにおいてビジネスは急速に国際化し、国を越えたビジネスの決済手段として使われたのが英ポンドです。

信用の根本は、英国の国力です。金本位制を導入し、政府の信用で発行する通貨と担保としての金の価値とを結びつけたのは、この時が初めてです。

しかし、基軸通貨としての力が徐々に弱まって行きます。
きっかけは、第1次世界大戦。
英国は戦費調達で財政不安が強まり、国際金融の軸足は経済大国・債権国でもあった米国に移りました。
この基軸通貨の交代には、背後に「金本位制」があったと言われます。
米国は豊富な金を持ち、米ドルと金を簡単に交換できました。第2次大戦後には名実ともにドルが基軸通貨となり、20世紀半ばには米国の経済優位性は圧倒的となりました。

この後、金本位制は1971年まで続き、以降、変動相場制に移りました。
金の後ろ盾を失ってもドルが基軸通貨として流通するのは米国の経済力や政治力、軍事力の総合評価だとされます。

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