現在・未来のドル(後編)
米ドルの後編です。
ドル(アメリカ)がどのようになっていくか、ますます覇権国家として力を持っていく、YESの立場から考えていきたいと思います。
覇権国家と君臨し続けるには、幾つかの分野にて圧倒的な力を持っている必要があります。
では、その幾つかを見てまいりましょう。
【経済】
GDPで表すと、世界1位の経済力です。
2位は中国、3位は日本です。
【言語】
世界の公用語は英語、です。
言葉の壁がないのは大きいですよね。
【軍事】
世界でも断トツの軍事力です。
【通貨】
世界の公用語が英語なら、
通貨は米ドルですね。
【IT】
ITは世界中で活用されております。
代表的な企業として、Apple、アルファベット(グーグル)、Amazon、Facebook…他にも多数ありますが、世界的に活躍するIT企業の多くがアメリカにあります。
またユニコーンと言われる未上場の10億ドル以上の企業も出てきております。
【エネルギー】
これまでは、中東から輸入をしておりましたが、
シェール革命により、輸出する立場になりました。
日本にも入ってきます。
購入ですと、お金を支払いますが、販売することでお金が入ってくるのは大きいですよね。
日本は戦争に負けたのは自前のエネルギーがなかった、からとも言われております。
他国に頼らないエネルギーの確保は大きな要因と思われます。
【M&A】
企業の統合、買収です。
世界的なシェアの確保、拡大を目指し大手企業においてM&Aが増えております。
この際の決済通貨は米ドルとなり、つまりドルを準備、購入する必要性が増します。
このような観点からドル(アメリカ)の地位は強いと見ることも出来るかも知れませんね。