住宅ローン減税受取時の注意点
前回は住宅ローン減税の活用時の注意点をお話しましたが、
今回は受取時の注意点についてお話ししたいと思います。
減税でまとまったお金が還付されるので、家具・家電等の購入計画を立てているかと思います。
住宅ローン減税を受け取る際に気をつけないといけない点は、所得税と住民税で受取方法が違う点です。
住宅ローン減税は、所得税については還付、住民税は翌年度の住民税の減税となります。
これは、所得税と住民税の支払い時期が違うことが原因です。
所得税はその年に納付をしているので還付になりますが、住民税は前年の所得に対して翌年の6月以降に課税・納税をするので、還付が受けられず相殺の形となります。
※住民税は相殺されると、毎月の給与から天引きされる金額が少なくなりますので手取給与が増える形となります。
そのため、ローン減税を受ける金額のうち、住民税のウエイトが大きい方は還付金でまとまって受取る金額が少なくなりますので要注意です。