自動車ローンやクレジットのリボ払いがあると住宅ローンが借り辛くなるのはなぜ?

自動車ローン

今回のテーマは、聞いたことはあるけれど意外と理由が知られていない、自動車ローンやクレジットのリボ払いがあると住宅ローンが借り辛くなるのはなぜかについてお話します。

住宅ローンの審査の際に、銀行員の方や不動産会社の方から、「自動車ローンや何か借入はありますか?」と必ず聞かれると思います。

そしてこの質問に「あります」と答えると、銀行員の方や不動産会社の方からほとんどの確率で、「住宅ローンが借りられなくなるので、全額返済して下さい」と言われます。

なぜなのか?

実はこの質問、住宅ローンの審査の際に重要な項目なのです。

以前、住宅ローンの審査についてお話しした時に、銀行は「返済比率(額面年収に占めるローン返済金額の割合)」に基づいてローンが過大ではないか判断をしているとお伝えしました。
この、「ローン返済金額」の中に、これから借りる住宅ローンだけではなく、現在返済している自動車ローンやクレジットカードのリボ払いも含んで計算しています。

特に、自動車ローンは住宅ローンに比べると借入金額は少ないですが、返済期間が短い為、月々の返済額が大きくなります。
そのため、自動車ローンを残して住宅ローンを組もうとすると、返済比率が圧迫され借入可能金額が大幅に少なくなってしまいます。

では、質問された時に「ありません」と答えたら大丈夫なのではないか?
と考える方もいらっしゃるかと思います。

実は住宅ローンの審査はそんなに甘くはありません。
銀行は住宅ローン審査の際に「個人信用情報」という現在と過去の借入状況、返済実績を照会しています。
そのため、申告をしなかったとしても、借入状況は銀行にバレてしまいます。
また、申告をしないと、故意に隠したとして審査でマイナス評価されてしまう場合もあります。

住宅ローンを借りる際は、自動車ローンやクレジットのリボ払いといった現在の借入をどのように完済するかと合わせて検討が必要です。

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