資産としての「金」
最近、金のニュースが増えてきたと思いませんか?
テロ、マイナス金利、イギリスのEU離脱など世界中の出来事が関係してるかも知れません。
今回は、「金」のメリット、デメリットを見ていきたいと思います。
まず、金を保有するメリットとしては、
・銀行預金などに比べてインフレに強いことです
・恐慌のときは財産を守ってくれます
・株価や債券価格、為替相場とは異なる値動きをします
例えば、先日のイギリスの国民投票のときは世界中で株価が下がっても、金価格が上昇しました。
有事の金、ラストリゾートと言われるようにこのようなことはしばしばあります。
・資産の一部を金で保有すると、資産全体の価格変動リスクを低くする効果があります。
デメリットとしては、
・利子、配当がないことです。
ただし、現状のようなマイナス金利下においては銀行に預金しても利息はほぼつきませんので、
デメリットとはいえないかもしれませんね。
・価格が上昇しないと利益は出ません。
金の延べ棒や海外の金貨なども人気です。
盗難リスクに備えたい場合は、金価格に連動する上場投資信託(ETF)で買うこともできます。
今後の金価格に関して
世界経済、特にアメリカ経済の混乱、減速などを予想させるような出来事、ドル安を連想させるニュースがあれば、金価格は上昇しやすいといえるでしょう。
(株式などから金にお金が流れます)
逆に、世界経済、特にアメリカ経済が好調だという見方が広がれば、下落しやすいことになります。
(金から株式などにお金が流れます)
アメリカ経済と金は密接な関係があると言えます。