借換すると毎月の返済額は必ず安くなるのか?

返済

前回まで低金利についてお話した事もあり、最近は借換のご相談が増えて参りました。
ご相談の中で先日、「借換して金利が下がれば毎月のローン返済額は必ず安くなるのか?」とご質問をいただきました。
今回はこの点についてお話したいと思います。

結論から言うと、金利が下がったからといって必ず安くなるわけではありません。

借換して金利は安くなるのに何故月々の返済額が安くならない場合があるのでしょうか?
ポイントは、「借換時の諸費用」にあります。
住宅ローンを借換する際には、当初住宅ローンを借入した時と同様に、登記費用や保証料といった諸費用が発生致します。
※諸費用は借換する金融機関によって異なりますが100万円近くかかることもあります。

この諸費用を手元資金から払って借換を行う場合は、借換により毎月のローン返済額は安くなります。
ただ、この諸費用、借換するローンと合わせて借りることもできるため、最近では手元資金が少ない方でも借換することが可能です。
諸費用も含めて借入をされる場合、借換後に諸費用の分ローン残高が増えますので、借換前と借換後の金利差があまり大きくない場合には、金利は低くなっても毎月のローン返済額が増える可能性があります。
特に最近は、数年前に1%前後の変動金利でローンを借りたものの、固定金利が同水準またはそれ以下になってきたので、借換をしたいといったケースも多くあります。その際、諸費用をローンに含める場合には注意が必要です。

借換時には金融機関からシミュレーションを作成してもらえるので、きちんとチェックしてから借換することが必要です。

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